2017年2月13日月曜日

あと一週間

フィールドであるブシアにいるのも残り1週間となった。
振り返ってみると早いし、実感が全くない。

慣れないアフリカの生活に始まり、フィールドオフィスの自由さ(暇さとも言う)に戸惑い、就活でバリバリ企業のインターンいってるやつに負い目を感じた。本当に自分はこれでいいのかって考えた。でも、しっかりと自分に向き合い、開発を考え、現地の人たちとも向き合った。平日はできるだけフィールドに出て、ADEO関連に留まらず、自分のコネを使いながら、色んなものを見て学んだ。開発とか貧困とか国際協力について本気で悩んだ日々があった。ビール飲んで、バチバチに議論したこともあった。休日はスワヒリ語勉強したり、スポーツをして、プレミアリーグを一緒にBetして一喜一憂したり、街ではかなり有名なJapanese guyになった気がする。ただ、これで終わってしまっては、単なる国際交流になってしまう。しっかりと国際開発協力にもっていくためには、現在のプロポーザル案をまとめ上げ、実行すること。あと一週間、後悔なく頑張っていきます。

先週、友人の誕生日会をしました(僕の髪もいい感じに伸びてきました)

2017年2月7日火曜日

親世代の教育

今日は、対象地域の経済的な統計を取るため、フィールドの村を歩き回ってきました。相変わらず、暑かったっす。。内容は、村人たちはどのくらいの現金収入を得ていて、どのような出費があるかなどで、内容はいたってシンプルなもの。英語で作って、スワヒリ語に翻訳したサーベイを持って行った。スワヒリ語で作ったし、内容もシンプルで、部族語のルヤ語を喋れる友人も連れていくし、大丈夫だろうと思っていた。
だがしかし、全く思うように進まない!!
相変わらず試練を与えてくれてありがとう、ケニア。
まず、サーベイの質問の意味がわからないと言われる(そんなバカな。。)なぜなら、本来のスワヒリ語と部族語が混じったスワヒリ語は違うから、よく理解できないらしい。そして何より、彼らは自分の生活をほとんど把握していなかった(いくら収入があって、いくら出費があるとか)。例えば、収入に関して言えば、月にどれくらいの現金収入があるか把握していないから、ルヤ語を喋れる友人が、(収入源が野菜の販売だとすると)野菜はどれくらい作ってて、いくらで売れるの?から計算して導きださないといけなかった。用意していた質問は10個だったが、かなり時間がかかってしまった。

そしてそんな中、村には2つのタイプの村人がいることに気づいた。
1つは教育をちゃんと受けた親世代。この人たちは、自分がどのくらいの収入を得ていて、出費がどれくらいあるのかを正確に把握している(だから、調査もスムーズに進む)。そして、スワヒリ語も英語もうまく、色んなことを知っている。
もう一方は、教育を小学校で終えた親世代。彼らは、本来のスワヒリ語(学校で習うケニア全土の共通語)は、あまり得意ではないし、活字に弱い。それに、驚くほど自分の生活に関して知らない(収入に関しては、もしかしたら計算が得意ではない可能性がある)。
この差はとても大きいと思うし、今回の調査で驚くほど感じた。確かに、後者で生きていけないわけではないんだけど、知識や能力が欠けちゃうと日々のリスク(急な出費)への対処や将来の可能性という面で、圧倒的に前者の人には劣るなと感じた。
教育というと、子供というのが一番に上がるけど、親世代の教育も大切なんじゃないかな。

村にいた犬。僕の愛犬バリーくんは元気だろうか。

2017年2月2日木曜日

見えざる壁

市場の「見えざる手」は経済学ではよく聞くことだけど、
ここケニアには見えざる壁があるように思う。

 貧しい人が彼らのユニークなアイディアを生かして、ビジネスを成功させ、ミリオネアーになるというのは、みな夢見てるし、援助する側もそういうサクセスストーリーはかなり好きだと思う。マイクロファイナンスのグラミン銀行とかで、よくそういうストーリーが例で挙がってるのをよく読む。でも実際は、そんなアイディア簡単に生まれないし、それを生かして上り詰められるシステムがない気がする。残念ながら。。

 今回は、ここブシアを例に「下から上り詰めるシステム」について、少し書きたい。いま僕の考えてるプロポーザルは家畜飼料の生産&販売事業に関してで、これを例に挙げてみる。プロジェクトは簡単に言うと、飼料原料のトウモロコシの芯は多くの農村にあるんだけど、現在捨てられちゃってるから、初期投資の粉砕する機械さえあれば、家畜飼料の生産ができて売れるやん!という感じ。でもそんなにうまくはいかない。小規模(インフォーマルなセクター)でやるなら、そこそこはうまくいくと思うけど、ひとたび事業を拡大して、スーパーマーケットや農業畜産関係のお店に卸そうとすると、地方政府の許可要求(Government permit )の嵐にさらされる。僕の農業畜産関係でいうと、大きく3つあり、合計で1商品あたり約7万円を毎年支払わなければいけない。この1商品あたり7万円を毎年支払うっていうのは、農村基準で言うとかなり厳しい数字だ。しかも、実際に支払って、ビジネスを拡大してもうまくいく保証はないし、7万円に上乗せした上で、事業運営の経費を賄わなければいけない(それに適宜の賄賂も)。これは、相当チャレンジングな賭けになる。これが最初に述べたケニアの「見えざる壁」というやつ。11日の生活を気にしなければいけない彼らが、そんな賭けにでれるだろうか?


 なぜこういうシステムになってるのかはわからないが、下の者が上に上がりづらいシステムがあるのは確かだ。もしかしたら、そんな真面目にビジネスを考えることよりも、僕のケニアの友人見たく、サッカーの試合のmultiple bet256倍のオッズに100円賭けた方が利口なのかもしれないなあ。