2017年2月17日金曜日

やっぱり難しい

ケニアに来る前は、モノをあげる援助はあまり好きではなかった。だって、時間が経てばなくなるし、援助に依存しちゃう。緊急性があるならまだしも、日常的にモノがない状況ならその援助の仕方は違うんじゃないかと思ってた。でも、収入創造支援(手法を与える支援)を考えている今は、いかにモノをあげる援助がシンプルでドナーにわかりやすく、結果も目に見えてわかり、リスクが低いか実感する。僕の収入創造の支援は、失敗する可能性が少なからずあるけど、モノを与える援助はそうそう失敗しない。例えば、方法を与える援助はインプット(予算)に対してアウトプットが少なくなる可能性が十分にある。30万を予算として使った場合、全くその事業がうまくいかなかったら、そのインプットに対して、アウトプットは0になる。でもモノを与える援助だったら、30万インプットしたら、その分だけモノが買える。
手法を与える支援は良い点もある。成功すれば、アウトプットがインプットを上回るし、住民たちのエンパワーメントにつながって、持続可能性をもつ。ドナーからお金をもらうという性質上、開発NGOにとっては、やはりリスクが少なく、かつ、ドナーにわかりやすい、モノを与える援助が好まれるのかな?

いま手法を与える支援の案を考えてて思うけど、魚を与えるんじゃなくて魚の取り方を教えることって相当難しいね。。

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