2017年1月14日土曜日

援助の功罪?

今日は、近くの私立小学校に行ってきました。私立と言っても、アメリカからの援助で成り立っている部分があるので、半私立という呼び方にしときます。この学校を半私立と呼びたい理由はもう一つあって、学費を全額支払う生徒と経済的な理由から払わなくていい(厳密には支援者が払う)生徒がいるからです。これについては後で書きます。

先週、公立小学校を訪問したこともあり、この学校の施設の充実度や教育の質は段違いでした。日本の小学校と比べても遜色ない印象です。もちろん、成績上位者(いい高校に行く生徒)も数多くいるそうです。
今日訪問した半私立の学校(教室や遊具など充実)
先週行った公立の学校(教室など必要最小限のモノもないかも…)
つまり、援助によって質の高い教育が提供できるようになった一方、公立学校との教育の格差が広がったわけです。

この状況で、面白いのが半私立という点です。普通の私立とは違い、援助によって経済的に苦しい生徒(孤児や貧困状態にある子ども)の学費を免除し、質の高い教育を提供しているということです。そして、その彼らが試験で良い成績を叩き出し、ナイロビの優秀高校に入学するらしいんです。自分の人生を逆転させてて、普通にすごいと思う。経済的に困窮している子どもを生徒として受け入れるための選考はかなり厳しいものですが、チャンスは少なからずあります。

学校のDirectorが、「地域の孤児や貧困に苦しむ全ての子どもたちは救えないけど、その中でも少しは私たちで変えることができる」と力強く言っていたことが印象的でした。

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