2016年11月26日土曜日

リアルな人間関係

ここケニアを始め、日本と比べ発展途上の国の人と接する際には、リアリスティックに考えないといけないと感じます。リアリスティックって何やねん?、新しいスティックのりか?、と言われそうなので、簡単に言うと、人間関係はお互いの損得によって作られ、成り立つということです。例えば、イケメン男子と面白い男子がいたとします。彼らが友人である場合、イケメン男子は彼と一緒にいて面白いというを、面白い男子は彼の女子とのつながりをゲットできるというを、それぞれ得ていると言えます。あくまでも仮の話ですが。つまり、何かしらの価値をお互いに提供し合ってるんですよね。これをケニアの場合に当てはめると、ケニアの人たちは僕に対して、本当に親切に接してくれるなと思うことが多々あります。例えば、見ず知らずの外人(僕)にビールを奢ったり、家に招待してご飯を食べさせてくれたり。しかし、これは彼らが一方的に僕に価値を提供しており、僕からはそれらの親切心に対して何かしらの価値の提供はできていません。きっとこれでは、損得の話で言えば、人間関係は成り立たないはずです。でも成り立っているのです。

なぜか?マルセラ(ケニアの母) から聞いた話や1週間弱ここに住んで気づいた僕の価値は、きっと僕(黒人じゃない=金持ち)との関わりがほしいということなのだと思います。きっと、いつか金貸してくれとか言ってくると思います。もちろん、すべての人が当てはまるわけではありません。でも意外と図太くしたたかに生きている彼らを見ていると、損得に基づく僕への見方は当然なのかなと思います。だから、ケニアの人みんな優しい〜!って思ってると、痛い目見ますよってことです。誰にアドバイスしてるかわかりませんが。笑 とにかく、ここでの損得を気にするような人間関係ではなく、心置きなく話せる友人と居酒屋で喋りたいってことです。


あ、最後に今日ちょっと嬉しかった話します。この前の記事に書いたのですが、ADEOはオフィスでパソコンの授業を無料でやっています。その授業に、先週の水曜まではパソコンやキーボードの使い方を知らなかった生徒たちが、今日(金曜)はエクセルを使って関数をインプットして図表を作っていたのです!今でも、未知との遭遇のようにキーボードを打っていた生徒たちの姿は記憶に新しく、そんな彼らがエクセルを使って図表を作っているのを見ると、なんだかちょっと嬉しくなりました。本当に、彼らの変化はすごいなと思います。

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